2025/11/26
[ 初回公開日:
2025/7/22
]
【Studio初心者ガイド】独自ドメインでのサイト公開の流れと設定手順

はじめてのWebサイト公開で「独自ドメインってどう設定するの?」と戸惑うことってありませんか?
この記事では、Studioを使ってあなたのサイトを独自ドメインで公開するまでの流れを詳しくご紹介します。
独自ドメインでのサイト公開について
Studioで作成したWebサイトを、世界に一つだけの自分のドメインで公開するために、必要な準備や実際の流れについてご説明します。
利用条件
独自ドメインでの公開には、いくつか前もって整えておくことがあります。たとえば、Studioの有料プランに加入していることや、ドメインの取得が済んでいることがその一例です。
Studioでは、無料プランでは独自ドメインの接続ができません。有料プランを選ぶことで、ドメインを自由に設定し、ブランドや個人のドメインを反映したサイトが実現できます。
また、独自ドメインはStudio内では取得できないため、外部のドメイン取得サービスを利用して、あらかじめ用意しておく必要があります。
そして、Studioでは「1つのプロジェクトにつき、接続できるドメインは1つだけ」となっています。たとえば、「example.com」で公開すると、そのURLでのみサイトが表示され、「www.example.com」では表示されません。
この制限があるため、wwwあり・なし両方のURLで表示させたい場合には、プロキシを使った設定など、追加の対応が必要になります。※方法については記事最下部で説明しています
また、メールアドレスとWebサイトのURLを同じドメインで使っている場合は、DNS設定に注意が必要です。サイトを公開するAレコードと、メールを送受信するためのMXレコードなど、それぞれ役割が異なる設定が必要になることがあります。
独自ドメインでのサイト公開の方法
ここからは、実際にStudioで独自ドメインを使ってWebサイトを公開するまでの一連の流れをご説明していきます。
1)サイト制作と有料プランの契約
まずは、Studioでサイトを作成します。デザインが完成したら、独自ドメインを使いたいプロジェクトに対して、有料プランを契約してください。これにより、独自ドメイン接続の機能が使えるようになります。
2)外部サービスで独自ドメインを取得
Studio内ではドメインの取得はできないため、事前に外部のドメイン取得サービス(例:お名前.comやSquarespace Domainsなど)でドメインを用意しておきます。
3)Studioの公開パネルでドメインを登録
Studioのエディタ画面右上にある「公開」ボタン(ピンク四角)をクリックすると、公開パネルが開きます。

「独自ドメインの設定」をクリックし、先ほど取得したドメインを入力します。
ここで表示される「Aレコード」(ピンク四角)は後の設定に必要となるので、メモを取っておきましょう。

4)DNSレコードを設定
次に、ドメイン取得サービス側(例:お名前.comやSquarespace Domainsなど)の管理画面にアクセスし、Studioで指定された「Aレコード」をDNS設定に追加します。
この設定により、独自ドメインのURLと、Studioのサイトが正しくつながるようになります。設定の反映には数時間〜数十時間かかる場合があるため、時間に余裕をもって作業しておくと安心です。
【注意】DNSの設定方法は、利用するドメインサービスごとに異なります。具体的な手順については、各サービスのサポート情報をご確認ください。
なお、「Squarespace Domains」を利用されている方に向けた、DNSレコード設定の手順を解説した専用記事は公式ヘルプ記事にて用意されています。
5)TLS証明書の自動発行を待つ
ドメインが正しく接続されると、自動的に「TLS証明書(安全な通信を行うためのもの)」が発行されます。この処理には、数分から数時間かかることもありますが、特別な操作は必要ありません。
なお、進行状況はStudioの公開パネルから確認でき、途中で画面を閉じても問題ありません。
6)公開操作と動作確認
TLS証明書の発行が完了すると、いよいよサイトの公開が可能になります。Studioの公開パネル右上にある「公開」ボタンをクリックすれば、作業は完了です。
公開後は、登録した独自ドメインのURLにアクセスし、正しく表示されているかどうかを確認しておきましょう。もし最初にエラー画面が出た場合は、「公開パネル」から再度「更新」ボタンを押すと反映される場合があります。
同ドメインでのメールサービス継続時の注意点
独自ドメインを使って、Webサイトとメールの両方を運用している方も多いと思います。Studioでサイトを公開するときには、これまで使っていたメール機能が止まってしまわないように、設定に少し注意が必要です。
MXレコードとAレコードの役割の違い
Webサイトを表示するために必要なのが「Aレコード」、一方でメールの送受信には「MXレコード」と呼ばれる設定が使われます。これらは役割が異なるため、正しく使い分けることが大切です。
たとえば、AレコードだけをStudioのIPアドレスに変更し、MXレコードはメールサービスの内容に合わせて残しておくことで、Webサイトとメールを同じドメインで並行して利用できます。
メール停止を避ける設定の工夫
設定を変更する際に、うっかり必要なレコードまで削除してしまうと、メールが届かなくなる可能性があります。そのため、DNS設定を変更する前には、どのレコードが何に使われているかを事前に把握しておくと安心です。
もし不安な場合は、ドメイン管理サービスのサポートに確認しながら進めると、トラブルを防ぎやすくなります。
他サービスから独自ドメインを引き継いでStudioへWebサイトを移行する際の注意点

StudioへWebサイトを移行する前に、あらかじめ確認しておくべき点がいくつかあります。事前に把握しておくことでトラブルを避けやすくなります。
1)使用中のドメインがStudioで利用可能かどうか
現在他のサービスで使っているドメインが、Studioでも問題なく利用できるかを事前に確認しておくことが重要です。
特に、ドメインに特殊な設定が施されている場合などは、Studioとの相性に影響する可能性があります。
独自ドメイン接続に使用できるドメインについてはStudio公式ヘルプ記事よりご確認ください。
2)DNS設定を変更できる権限があるか
Studioでの接続にはDNSレコードの編集が必要です。ドメイン取得サービスの管理画面にログインできるか、設定変更の権限があるかをあらかじめ確認しておく必要があります。
チームで運用している場合は、担当者と共有しておきましょう。
3)旧サービスでのドメイン接続解除が必要か
WordPressやWixなどで接続中のドメインをStudioに移す際、旧サービス側で事前に「ドメインの接続解除」や「DNS設定の初期化」が必要となる場合があります。
設定が残ったままだと、Studio側での接続がうまくいかない可能性があります。
詳しい手順はご利用中のサービスによって異なるため、各サービスのサポートページなどで確認してください。
4)ダウンタイムが発生する可能性
ドメインの接続先を切り替える際、一時的にWebサイトが表示されなくなる時間帯(ダウンタイム)が発生します。
DNSの反映には最大で48時間ほどかかるケースもあるため、あらかじめタイミングを調整したうえで作業を行うことをおすすめします。
データ移行に使えるStudioの機能
Studioでは、WordPressやFigmaなど他サービスからの移行に役立つ機能も用意されています。必要に応じて活用してみましょう。
WordPressファイルのインポート機能
WordPressで作成した記事やページデータを、Studioにインポートする機能があります。ただし、レイアウトや画像は一部手動での調整が必要になることもあります。
設定方法は「WordPressからStudioへデータをインポートする方法」をご覧ください。
Figmaデザインの取り込み(Figma to Studio)
Figmaで作成されたWebデザインは、「Figma to Studio」機能を使って取り込むことができます。これにより、デザインから開発までの流れをスムーズにつなげられます。
詳しくは「Figma to Studio」をご覧ください。
独自ドメイン接続時によくあるエラーと対処方法

ここでは、Studioでよく見られるエラーとその原因、そして対処方法についてご紹介します。
0)エラー対応の前に確認したい:DNS設定反映の確認方法とおすすめツール
独自ドメインを接続する際にエラーが表示された場合、多くはDNSレコードの設定ミスや反映の遅れが原因となっています。正しい設定をしていても、反映には時間がかかるため、すぐに結果が出ないこともあります。
このような状況では、DNSの反映状況を確認できる外部ツールを使うことで、原因の切り分けや確認作業がスムーズに進みます。ここでは、特に役立つ2つのツールをご紹介します。
Google Admin Toolbox Dig
Googleが提供する無料ツールで、ドメインのDNS情報を直接調べることができます。調べたいドメイン名を入力し、AレコードにStudioのIPアドレス(例:34.111.141.225)が表示されていれば、設定は正しく反映されています。
DNS Checker
DNS Checkerは、世界中の複数のサーバーにおけるDNS反映状況を一覧で確認できるツールです。ドメインを入力して検索すると、地域ごとに緑(反映済)または赤(未反映)の表示で状態を確認できます。まだ一部で未反映の場合は、時間をおいて再確認してみましょう。
1)旧IPアドレス利用時の注意点
Studioでは以前「35.194.122.208」という旧IPアドレスが使われていました。現在は新しいIPアドレス(34.111.141.225)への移行が推奨されています。
35.194.122.208の仕様と切り替え手順
もし旧IPアドレスで接続していたドメインをいったん解除すると、再度同じアドレスでは接続できなくなる仕様となっています。
この場合は、Studioの新しいIPアドレスに切り替えて再設定する必要があります。旧アドレスをご利用の方は、DNS設定を見直して、最新の情報へ更新するようにしましょう。
2)Cloudflare利用者向けの注意点
Cloudflareでは、DNS Proxyという機能が標準で有効になっていることがあります。この機能がONのままだと、Studio側でTLS証明書の発行や接続確認が正常に行えなくなることがあります。
そのため、Studioにドメインを接続する際は、DNS Proxy(オレンジ色の雲のアイコン)をOFFにして、「DNS Only(灰色の雲)」の状態に切り替えてから進めてください。
3)公開パネルにエラーが表示される場合
Studioの公開パネルでは、ドメインの接続状態に問題があるとエラーが表示されます。エラーごとに原因と対応方法が異なるため、表示されたメッセージの内容をしっかり確認することが大切です。
「ドメインの向き先が確認できません」
このエラーは、ドメインがStudioに正しく向いていない場合に表示されます。たとえば、Aレコードが未設定だったり、誤ったIPアドレスを登録していることが原因です。
Studioの指定するAレコード(例:34.111.141.225)を、DNS設定画面で正しく入力しているかを見直してみましょう。
「ドメインが別のサーバーに向いています」
この表示は、Studioではない別のサーバーにドメインが設定されている場合に出るものです。たとえば、他のWebサービスのIPアドレスがDNSに残っていると、Studioでは認識されません。
Studioで指定された以外のAレコードやCNAMEレコードが残っていないか確認し、不要なものは削除してください。
「ドメインが複数のサーバーに向いています」
複数のAレコードが登録されていると、どのサーバーに接続するべきかStudio側が判断できなくなります。この場合もエラーが発生します。
StudioのAレコード(34.111.141.225)以外が登録されている場合は、それらを削除し、設定をひとつに絞ってください。
4)証明書取得が遅延する場合
ドメイン接続後に自動で発行される「TLS証明書」は、安全な通信を保証するものです。ただし、何らかの理由で発行に時間がかかることもあります。
リトライボタンが表示された場合
証明書の取得に失敗すると、Studioの公開パネルに「リトライ」というボタンが表示されます。ボタンをクリックすることで再取得の手続きを行えます。
何度か試しても解決しないときは、DNS設定や不要なレコードの有無を確認し、問題がないかをあらためて見直すようにしましょう。
発行に4時間以上かかっている場合
通常、証明書の発行は数分〜数時間で完了しますが、DNSの反映が不安定な場合などは最大で72時間ほどかかることもあります。
4時間以上経っても発行が完了しない場合は、Studioのサポートへ問い合わせてください、手動での発行サポートを行ってもらうことができます。
5)公開URLで404表示される場合
Studioでは、独自ドメインでの公開設定を完了したあとに「公開」ボタンをクリックしていても、場合によってはその後の「更新」操作が必要になることがあります。
すでにStudioのサブドメインで公開していた場合などは、独自ドメインの設定変更後にサイトが非表示(404)となることがあり、更新ボタンを押すことで正しく表示されるようになります。
6)URLの「www」あり・なし両方のアクセスについて
Webサイトにアクセスする際、「example.com」と「www.example.com」のどちらにも対応させたい、という方は多いかもしれません。ただし、Studioでは基本的に1つのドメインしか接続できません。
両方のURLでアクセスできるようにする方法
対応方法としては、次のいずれかの手段が有効です。
カスタムプロキシ機能を利用する
Studioの拡張機能である「カスタムプロキシアドオン」を契約することで、wwwありとなしのURLのいずれにも対応できるようになります。詳細な設定手順については、「カスタムプロキシを設定する」をご参照ください。ドメイン取得サービスでリダイレクト設定を行う
一部のドメイン取得サービスでは、DNS設定からURLの転送(リダイレクト)を設定できる場合があります。www付きURLを自動的にwwwなしへ転送するように設定することで、どちらの形式でもアクセスが可能になります。設定方法はサービスによって異なるため、利用中のサービスのヘルプページやサポート窓口でご確認ください。
具体的な設定例として、ムームードメインでドメイン管理を行いながら、さくらのレンタルサーバーを「wwwあり/なしの正規化ゲートウェイ」として使う手順もまとめています。実際のDNSレコードやさくら側の画面イメージを見ながら進めたい方は、こちらも参考になると思います。
→ Studioでwwwあり/なしを正規化する:ムームードメイン+さくらレンタルサーバ構成の実例
まとめ
独自ドメインでのサイト公開は、一つひとつ確認しながら進めれば、特別な知識がなくても対応できます。
この記事では、Studioでの公開方法を、準備段階から設定の流れ、エラー時の対処法まで整理してご紹介しました。
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