2025/9/29
[ 初回公開日:
2025/9/30
]
Studioに振り切ったことで何が見えてきたのか? – 第4回Xスペース開催レポート【イベントアーカイブ】

はじめに
2025年9月24日、IT+の野口・溝口による第4回Xスペースライブ「アイティプラスの雑談」を開催しました。
今回のテーマは「Studioに振り切ったことで何が見えてきたのか?」です。
Web制作ツール「Studio」に注力するという決断の背景やリスク、そしてその結果として生まれた変化について、私たち自身の経験をもとに語りました。
この記事では、ライブ配信の流れに沿って内容をまとめています。
- はじめに
- 1. オープニング – アンケートQ&A
- 設問|次回取り上げてほしいテーマ・話題
- 2. Studioに振り切った「決断」
- Studioを知ったきっかけ
- Studioに振り切る前に想定していたこと
- 他ツール(WordPressなど)との比較検討
- 3. Studioに振り切った「結果」
- 想定内のこと/想定外のこと
- 案件数・単価・ジャンルの変化
- クライアント層の変化
- 問い合わせ経路の変化
- 制作スピード・工数の変化
- 保守収益がなくなったことと代替
- ひとことで言えば
- 4. Studioに関してよくある質問と、その答え方のアドバイス
- Q1. リスクがあるのに大丈夫?
- Q2. WordPressの方がいいのでは?
- Q3. 顧客から『これはできない?』と言われたら?
- 5. これからStudioに振り切る人へのアドバイス
- 差別化の考え方
- 実務上の注意(DNSほか)
- 6. まとめ & 事前アンケートQ&A
- 7. おわりに
1. オープニング – アンケートQ&A
前回のイベントアーカイブブログ「旅と仕事は両立できる? – 第3回Xスペース開催レポート【イベントアーカイブ】」でもお答えしておりますが、前回のライブ配信後に実施したアンケートに寄せられた質問に回答しました。
設問|次回取り上げてほしいテーマ・話題
アンケート回答①
「今度広めていきたい事業などありますか?日本全国を回られているので、各地でやってみたいことなどありましたらお聞きしたいです!」
→ IT+からの回答(野口)
次のステップとしては海外とのビジネスを広げられればと考えています。私たちがプロダクトを海外に販売すること、海外ブランドの日本進出のパートナーとして中長期で組むこと、さらにインバウンドビジネスに関わることなどです。
アンケート回答②
「Webサイトに対するアニメーションやインタラクティブな動きはあるべき?と感じます。アイティプラスさんとして、一般的なWebサイトにおいて必須だとお考えになりますか?」
→ IT+からの回答(溝口)
使う理由がない場合は必須ではないと考えています。例えばtoC向けサイトでワクワク感や理解度を高めたいときには有効ですが、toB向けLPなど動きよりも情報をいち早く伝えることの方が重要な場合はない方がコンテンツに集中できる場合があると思っています。アニメーションやインタラクティブな動きは目的に応じて選ぶべきだと考えています。
2. Studioに振り切った「決断」
Studioを知ったきっかけ
Studioを知ったのは2021〜2022年ごろです。当時はWordPressでサイトを構築しており、デザインはコーダーさんに任せていました。自社のコーポレートサイトでさえ、どうしてもコーダーさんとの細かいやりとりが必要で、「どうにか自社の中で完結して運用したい」と考え、ノーコードツールを探し始めました。最初はWixやWebflowを試しましたが、なかなか理想には合いませんでした。そんなときに見つけたのがStudioで、きっかけはLIGブログの記事「コーディングなしでWebサイトが作れる『STUDIO』を5日で会得できるかやってみた」でした。
当時のStudioはすでにCMSが利用できる3.0バージョンで、パートナーはまだ10社ほどしかない時期でした。
Studioに振り切る前に想定していたこと
当時はWebサイト経由で直接お問い合わせをいただけることはありませんでした。仕事の多くは野口の営業や知り合い経由の案件。そこで「どうにか差別化して、お問い合わせ経由で直接案件を受けられるようにしたい」と考えました。
Studioを使ってサイトを構築できること自体が新しい需要につながり、IT+に依頼してもらえるだろうと期待していました。
ただし、Studioがまだ十分に浸透していなかったため、「果たしてStudio案件が来るのか」というのはありました。とはいえ期待の方が大きく、手探りながらも挑戦してみようというのが正直なところでした。
他ツール(WordPressなど)との比較検討
当時も国内外にはノーコードのWeb制作ツールがあり、最初はWixを試しました。Wixは多言語対応やECカート、予約フォームなどの機能面では充実していましたが、1からの設計はできず、テンプレートを選んでカスタマイズするしかありませんでした。
さらに日本語フォントの選択肢も乏しく、デザイン性にこだわることが難しかったため保留にしました。
次に試したのはWebflowでした。ノーコードをうたってはいるものの、実際には操作が難しく、ある程度コーディングの知識がなければ扱えませんでした。クライアント自身が更新するのも難しいと感じ、止めました。結果的にStudioに振り切る決断をしました。
3. Studioに振り切った「結果」
想定内のこと/想定外のこと
想定内のことでしたが、Studioの一本化に振り切った結果、まずWebサイト経由でStudio案件の問い合わせが来るようになり、案件の獲得に結びつきました。構築にあたってのコーダーさんとの細かいコミュニケーションがなくなり、クライアントへの提案段階でもStudioのプレビューを見てその場で理解してもらえるため、コミュニケーションコストが大幅に削減されました。合意形成もスムーズになりました。
想定外だったのは、Studio Design Awardで「旅と仕事と」がグランプリを受賞したことです。(笑)私たち自身の10年を振り返った軌跡をテーマにしたサイトで評価をいただけたのは全くの予想外でした。
また、その他に想定外だったことは大企業や上場企業がStudioを導入し始めたことです。当初は「Studioを使うのはベンチャーや中小企業が中心だろう」と思っていましたが、実際には規模の大きな企業ほどサイトの更新や運用に悩みを抱えており、多少の制約があっても「スピード感と運用性の高さ」に魅力を感じて選んでいることがわかりました。
大企業では、ほんの数文字の修正すらステージング環境への反映や各部署との調整を経なければ進められないケースが多く、こうしたジレンマを解消するツールとしてStudioが受け入れられているのだと思います。
案件数・単価・ジャンルの変化
Studio特化によって問い合わせは大幅に増えました。WordPress前提では戦い方が難しかったのですが、「Studio特化」という明確な差別化により見つけてもらえるようになりました。
さらに、溝口が執筆したブログ「コーポレートサイトをWordPressからSTUDIOに移行したワケ」や、野口が執筆したブログ「StudioはSEOが弱い?いえ、上位表示できてます。」といった記事が検索上位に入り、そこから直接問い合わせが増えました。
加えて、Studio Experts認定を受けたことで、指名や紹介など案件の入り口が一気に広がりました。
単価については、当初は「ノーコードだから安いだろう」という顧客の感覚が強く、実績づくりの意味も込めて低めに設定していました。
しかし、Studioはデザインの自由度が高く、完成度の高いサイトを構築できるうえ、納品後は社内で容易に運用できるという価値があり、そこまで安くする必要はないと考え、徐々に単価を上げていきました。
クライアント層の変化
はじめはコンサル・マーケティング系の中小企業が中心でしたが、制作実績が広がるにつれ異業種からの依頼も増加。ある業種で成果を出すと、同業・近い規模の企業からの問い合わせが連鎖的に増える好循環が生まれました。IT+自体がビジネス寄りの堅めのイメージがあることもあり、そういった企業からの信頼が得られやすい点も差別化に働いていると感じています。
問い合わせ経路の変化
Studio Experts ページ経由という新しい経路だけでなく、自社サイトの問い合わせフォームからの問い合わせも増えました。最初の接点がどのサイト、ページか、最終的な問い合わせ(コンバージョン)との分析までは限界がありますが、全体的に問い合わせ数は増加しました。
制作スピード・工数の変化
Studio導入前、Illustrator→のちにAdobe XDでカンプを作り、ピクセル単位の指示書をコーダーさんに渡していた頃と比べると、Studioでは設計から構築までを溝口一人で完結できるため、スピードも工数も大幅に削減できました。クライアントにプレビューで画面遷移やアニメーション、レスポンシブ挙動を実際に見せながら合意できるのは、他ツールと比べてもStudioの強みだと実感しています。
保守収益がなくなったことと代替
Studioに振り切ると従来型の「保守収益」はなくなります。ただ、IT+の規模感では、保守収益よりも短期間で納品してお客様に自走していただき、次の新規案件に注力する方が健全であると考えています。実際、リニューアルやページ追加などの継続依頼も多く、結果的にストック的な関係性が築けています。
ひとことで言えば
Webサイト制作においては、「Studioを使っていること」自体が、今のIT+にとって最も大きな差別化ポイントになっています。
4. Studioに関してよくある質問と、その答え方のアドバイス
StudioでWebサイト構築をしていると、お客様から似たような質問を受けることがあります。ここでは、Studioを導入している会社やフリーランスの方に向けて、実際に私たちが受けた質問と、それにどう答えているかを整理しました。これから案件対応をされる際の参考になれば幸いです。
Q1. リスクがあるのに大丈夫?
どんなサービスでも、プラットフォームに依存する以上「サービスが終了する」「サーバーが落ちる」といったリスクはゼロにはなりません。Studioもサーバー側で障害が起きれば管理画面に入れなくなる可能性がありますが、これは他のクラウドサービスでも同様です。利用者自身がサーバーを直接運用するわけではないため、インフラ部分のリスクはサービス提供者に委ねられており、その構造はどのクラウド型のサービスも変わりません。ですので「リスクはあるけれど、それはStudioに限らずクラウドサービス全般に共通するものですよ」と落ち着いて伝えるのが良いと思います。どうしてもプラットフォーム依存のリスク自体を避けたいなら、最終的にはフルスクラッチで独自開発するしかない、という現実を添えてあげると納得していただけます(とはいえコストや運用面を踏まえるとそもそも現実的ではありませんがw)。
Q2. WordPressの方がいいのでは?
お客様のご要望を伺ったうえで、機能面から判断して「StudioではなくWordPressの方が良いのでは」とご提案することもあります。例えば「サイトの表示速度が遅いのでは」と心配される場合もありますが、どのサービスにもメリット・デメリットがあり、100点満点の完璧な選択肢は存在しません。大事なのは現実的に80点を目指すことだと考えています。
また、ご要望として挙がる機能の中には「本当に必要なのか?」とそもそものところからお話させていただくケースもあります。その機能がStudioでは実装できないものであった場合は、もし優先度が低ければ外部サービスの埋め込みや外部リンク、もしくは削ることもあります。そうした場合には「その機能を外してでもStudioで構築する方が合理的ですよ」とお伝えすることもあります。
通常の事業会社であれば、Studioで構築することで大きな不利益を被ることはほとんどなく、むしろ利便性や構築・運用のスピード面で十分にメリットを享受できます。特殊な要件を除けば、Studioで問題なく対応できると実感しています。
Q3. 顧客から『これはできない?』と言われたら?
予約フォームや自動返信メール、ECサイト、多言語対応、CRM(顧客管理)、ログイン機能といったものは、現状Studio単体では実装できません。もし「すべてをワンプラットフォームでまとめたい」という要望がある場合は、正直なところWixなどを選ぶ必要があります。ただし、デザインの自由度は限られてしまいます。
一方で、私たちの自社プロジェクト「しまなみブルワリー」では、ブランドサイトはStudio、消費者向けのECはShopify、さらに卸売向けのECも別のShopifyと、用途ごとに3つのサイトを組み合わせて運営しています。確かにワンプラットフォームでできれば理想ですが、コスト面が大きな壁になります。サイト構築費や毎月の利用料に加えて、専門エンジニアの人件費まで考慮すると、中小規模の事業者には現実的ではないことが多いのです。
実際にしまなみブルワリーでは、製造・発送・顧客対応まで含めて1.5人のスタッフでこの3サイトを運営できています。つまり、必ずしもワンプラットフォームにこだわらなくても十分に回せるということです。むしろ、中小企業の方にとっては、このように目的ごとにツールを組み合わせる方法が現実的であり、参考にしていただけるのではないかと思います。
また、IT+のコーポレートサイトではStudioの公式ではないが、ある仕組みを使って多言語化を実装したり、問い合わせフォームの自動返信にHubSpotを埋め込んだりしています。結局のところ、どの機能をどう実装するかは「何を優先し、どこを譲るか」という判断次第です。顧客と話しながら落としどころを見つければ、ほとんどのケースでStudioを中心に解決できると思います。
5. これからStudioに振り切る人へのアドバイス
差別化の考え方
IT+がStudioを導入したのは4年ほど前、当時はパートナーも少なく、「Studioでサイトを構築できる」というだけで案件を獲得できる状況でした。しかし現在ではStudio Expertsが200社以上存在し、単に「Studioが使えます」だけでは案件獲得が難しくなっています。
特にフリーランスの方にお伝えしたいのは、「Studio × ○○(何)」 で勝負することが重要だということです。デザイン、特定の業種への知見、商品開発やブランディングなど、自分が持っている経験やスキルをStudioと掛け合わせることで差別化につながると思います。
Studioのメリットは、コーディングの知識がなくても1人でサイト制作を完結でき、制作スピードも早く、案件数を多くこなせる点です。ただし、今後さらにStudioクリエイターが増える中では、ただ「作れる」だけでは埋もれてしまうと予想します。
短期的にはStudioに一本化するメリットは大きいと思いますが、もし今からノーコードツールを新しく学ぶのであれば、他のツールを習得するという選択肢もあり得ます。学習コストが大きく変わらないのであれば、3年後、5年後を見据えて「まだ人が少なく、これから伸びる市場」で希少価値をつくる方が戦いやすいかもしれません。
もちろん、どのツールを選んでも最終的には差別化が必須です。先駆者利益は確かにありますが、本質的には「世の中にとって価値があるかどうか」が問われます。
また、根本に立ち返ると、Studioの操作自体は時間をかければ誰でも習得できます。
ただし「デザインする」という領域はまったく別のスキルが必要です。差別化とは別に、デザイナーとしてのデザイン力は大きなポイントになります。
一人で完結してサイトを構築するためには、コミュニケーション力、ディレクション力、ワイヤーフレームを描く力、といった複合的なスキルが欠かせません。
さらに、それらができるようになった先に、クリエイターとして最も高いハードルになるのが「アイデア力」だと思います。
目的やターゲットを踏まえたうえで、どのビジュアル表現が最も伝わるのか。どう見せればパッと理解されるのかを考える力。これは一番難しい部分でもあります。
実務上の注意(DNSほか)
仮に今からStudioに振り切るとしたら、気をつけておいた方がいいポイントもあります。
特にデザイナーさんやクリエイターさんにとってハードルが高いのが、DNS設定やGoogleアナリティクス(GA)、Search Consoleといった領域です。
新規でAレコードを設定するだけならシンプルですが、既存のメールサーバーやレンタルサーバーと絡む場合、設定を誤るとメールが止まってしまうこともあります。
実際にあった例を挙げると──
XサーバーでWebとメールを同じドメインで運用していたケース
Aレコードを変更したら、メールが届かなくなってしまった。ドメインはお名前.com、サーバーはロリポップで運用していたケース
DNSの管理がロリポップ側にあり、お名前.comでは変更も追加もできなかった。
最終的にはロリポップでのDNS管理をお名前.com側に戻してもらい、そこで改めてAレコードをStudioに設定することで解決した。
各レンタルサーバーやドメイン管理サービス側で、そのサービス内でサイト公開やメール利用が完結する前提で初心者に分かりやすく、なるべく早くスタートするために用意されている標準設定の影響がでることも少なくありません。
このあたりは専門知識がないと本当に難しい部分なので、詳しい人に相談できるパートナーを見つけるか、自分でしっかり学んでおくことを強くおすすめします。
6. まとめ & 事前アンケートQ&A
今回の配信では、Studioに振り切った決断と結果、そこで得た気づきや運用のコツを共有しました。以下、事前アンケートにいただいた主なご質問と回答です。
Q1. いつもfigmaで作成しているので、専用プラグインの「Figma to Studio」を使ってみたのですが、ズレてしまったり上手くいきません。Studioはまだ使い方など慣れていないです。ですが、今後Studioも使っていきたいので、Figmaではなく Studioの使い方などを覚えてそちらで作成した方が良いですか?
A.(溝口):私はこれまでほとんどFigmaを使っていなかったのですが、最近ようやく触り始めましたw 「Figma to Studio」で変換するよりも、最初からStudioで直接構築した方が完成度が高く、動作もスムーズだというのは事実です。
Studioでの構築が前提であれば、FigmaよりStudioを覚える方が確実だと思います。
最近リリースされたStudioのエディタ5.0は操作性がFigmaに近づいてきており、Studio社も「Figmaなどのデザインツールからのスイッチングコストを下げたい」という意図を持っているそうです。私自身も初めてFigmaでサービス画面のようなデザインを試しましたが、オートレイアウトの考え方はStudioにかなり近く、Figmaを扱える方であればStudioの習得もそれほど難しくはないと感じました。
一方で、「Figma to Studio」は便利ではあるものの、完全に正確に変換できるわけではありません。Studio社自身も「オートレイアウトを活用すれば精度は上がるが、100%の再現は不可能であり、インポート後には必ず修正が必要になる」と説明しています。実務的には、変換後に細かい調整を行う手間を前提に考える必要があります。
したがって現時点では、変換に頼るよりも最初からStudioで構築した方が効率的であり、完成度も高いといえるでしょう。(もちろん、クライアント側がデザインはFigmaで統一されている、というような事情もあるとは思いますのでそういった場合には別ですが。)
Q2. お客様によっては、Studioではないツールの方がよかったり、フルスクラッチの方がよかったりすることもあると思いますが、その際はどのように対応されているのでしょうか?
A:上記と同じ答えになりますが、明らかにStudioでは難しい(例:本格的なメディアサイトなど)場合は、WordPressなど別ツールを明確に提案します。それ以外のサイトであれば必要な機能の一部は外部サービスで補い、Studioに埋め込む選択肢もあります。ECについても、しまなみブルワリーの事例のように、複数のツールを組み合わせれば中小規模でも十分運用可能です。
Q3.Studioが誰でもサイトを作れる場へと発展していく中で、デザイナーはクライアントに寄り添うことが前提だと思いますが、ただ、寄り添いすぎて消耗せず、自社のスタイルをどう残すか。その揺らぎの中でどんな基準でどんな表現を選び、どの部分でIT+らしさを出し、案件を舵取りしてきましたか?
A.(野口):前提として、IT+では「合わない」と感じるお客さんの案件は受けないようにしています。溝口が疲弊してしまうのも本末転倒だし、過去の経験から見ても、合わないお客さんと仕事をすると結局お互いにメリットがないと考えています。だから、その場合は丁重にお断りしています。
A.(溝口):コミュニケーションが取りやすいクライアントもいれば、そうではないクライアントもいます。でも「寄り添いすぎて消耗する」という感覚はあまりなくて、基本は「一緒に良いものを作りましょう」というスタンスです。目的とターゲットに合わせて、ディスカッションしながら作り上げていく感じです。
もちろん、こちらが「こうした方がいい」と思っていても、クライアントがそうは思わないこともあります。意見をきちんと認め合えるクライアントであれば話し合って調整できますが、まったく聞く耳を持たない場合は、自分の意見を切り替えてクライアントの意向に合わせます。そのうえで、もし次に依頼をいただいても「一緒に仕事をしない」という判断をすることもあります。
Q4. それぞれお互い尊敬している所をおうかがいしてみたいです!
A.(野口):僕らは性格も、好きなことも、得意なことも、そもそも職種自体もまったく違います。だからこそ、自分にはできないことを溝口がやっているのを見て、ナチュラルに「すごいな」と思えるし、リスペクトしています。
クライアントに価値を提供して喜んでいただき、その対価としてお金をいただくという前提の中で、溝口は一定以上のスキルを持っているし、差別化できる強みもある。人間性も信頼できるから、考え方が違うと感じることがあっても「変な方向にはいかないだろう」と安心して任せられます。
A.(溝口):同意です。根底の価値観が合っていないと長く一緒に働けません。お互いにないピースを補い合えている実感があります。毎晩飲みに行くタイプの関係ではないですが、ナチュラルなリスペクトが前提にあります。
Q5.(番外)10月初旬の東京・子連れ旅おすすめは?
A(溝口・東京出身):ちょっと趣味寄りの話になりますが……10月4日に戸越銀座商店街で行われる阿波踊りに出演するので、もしタイミングが合えばぜひ見に来てもらえると嬉しいです。
それ以外だと、うちの子どもたちがすごく盛り上がったのは「チームラボ」。
ベタですが、やっぱり子どもにとっては間違いなく楽しい体験になると思います。
A(野口):年齢にもよりますが、王道のスポットであれば「チームラボ」「キッザニア」「ポケモンセンター」あたりは外せません。
「原宿」もベタではありますが、子どもが喜ぶ場所のひとつですね。
ちょっと変わったところだと、東京駅から出発するオープントップバス「スカイバス」で都内を巡るのもおすすめです。
小学校高学年以上なら、お台場にある「日本科学未来館」も楽しめます。
水族館なら、品川駅直結の「マクセルアクアパーク」やスカイツリーの「すみだ水族館」が有名ですが、混雑を避けたいなら「葛西臨海水族園」が穴場。浅草からお台場に行く船も面白くて、銀河鉄道999の松本零士さんデザインの船が走っていることもあります。
少し足を延ばすなら、埼玉県大宮の「鉄道博物館」や、「多摩動物公園」と隣接する「京王れーるランド」もおすすめ。神奈川の「ズーラシア」も見応えがありますが、車がないとアクセスが大変かもしれません。
余談ですが、9月から10月上旬であれば、私がお手伝いをしている山梨にある「ツチと実」という葡萄園もオススメです。ぶどう狩りと一緒に、ピザ作りや魚づかみ、自然を満喫できると思います。
7. おわりに
今回もアンケートにご協力いただき、またライブ配信をご視聴くださり誠にありがとうございました。
皆さまからのご意見やご感想が、私たちの大きな励みとなっています。
次回もXスペースで「アイティプラスの雑談」をお届けしますので、ぜひご参加ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
この記事を書いた人

























