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04
/
10
YAMAGATA
山形
スイデンテラスの旅
#スイデンテラス
#土門拳写真美術館
#鶴岡市文化会館
#赤湯からみそラーメン
日本の
建築を
巡る旅
June
6.26-27
March
to
December
2025
Journey
through
Japanese
Architecture
CONTENTS
はじめに・目次
SAKATASPECIALTSURUOKA
[ はじめに ]
Studio Design Award 2024グランプリ受賞(旅と仕事と)の副賞でいただいた100万円の賞金の使い道として、「創造力は移動距離に比例するらしい」を10ヶ月かけて検証する「旅と仕事と|日本の建築を巡る旅」の第4弾。
今回は坂茂さん建築の滞在型宿泊施設「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテル スイデンテラス)」へ。
[ 今までの総移動距離 ]
約
2,488
km
第4弾
東京 → 山形→酒田・鶴岡
約
513
km
第3弾
東京 → 大阪
約
552
km
第2弾
東京 → 熊本 →阿蘇
約
908
km
第1弾
東京 → 石川 → 富山
約
515
km
[ 今までにかかった旅費 ]
330,242
円 /
100
万円
第4弾
山形
85,555
円
第4弾
山形
85,555
円
交通費
35,960円
宿泊費
30,640円
ホテルディナー
9,990円
本間美術館
1,100円
土門拳記念館
900円
レンタサイクル
500円
ソライ
1,500円
加茂水族館
1,500円
至道博物館
1,000円
飲食代
2,465円
第3弾
大阪
115,260
円
第3弾
大阪
115,260
円
交通費
29,440円
宿泊費
68,000円
万博チケット(2日分/大人1人)
12,000円
Studioを肴に語る会
5,000円
神座:おいしいラーメン
820円
第2弾
熊本・阿蘇
66,627
円
第2弾
熊本・阿蘇
66,627
円
交通費
41,327円
宿泊費
8,500円
コインロッカー
700円
Studioを肴に語る会
8,370円
熊本名物食費
6,730円
阿蘇山公園道路 使用料
1,000円
第1弾
石川・富山
62,800
円
第1弾
石川・富山
62,800
円
交通費
30,200円
宿泊費
16,400円
レンタサイクル
1,100円
美術館
2,000円
Studioを肴に語る会
12,000円
富山ブラックラーメン&ライス
1,100円

酒田・鶴岡

2025.6.26
/ Day 1
山形県
地方
東北地方
面積
9,323.15km2
総人口
998,265人
県庁所在地
山形市
※Wikipediaより抜粋(2025年6月)
9:20
美術館
本間美術館
HOMMA MUSEUM OF ART
1813年建築の
美しい日本庭園も観れる美術館
庄内空港行きの飛行機の時間がものすごく早いため、この日は久々の朝5時起き。
眠たい目をこすりながら、7時15分発の飛行機に乗り、たったの1時間で庄内空港へ到着すると、そのままバスに乗り換え酒田駅へと向かった。
バスを降りると真っ先に向かったのが駅徒歩5分くらいの距離にある「本間美術館」だ。江戸時代は豪商として、明治時代以降は日本一の地主として知られた本間家が創始者となり、昭和22年に開館した美術館である。
企画展では様々な茶器を見ることができたのだが、一番惹かれたのは国指定名勝となっている本間氏別邸庭園(鶴舞園:かくぶえん)。
室内から見える部屋と庭園とのコントラストがとても美しかった。なんと、大正十四年には昭和天皇がご宿泊されるなど、酒田の迎賓館としても使用されていたそう。




10:30
倉庫
山居倉庫
SANKYO SOKO
あの「おしん」で有名な米保管倉庫
本間美術館を見終わると、事前に予約をしていたレンタサイクルに乗って、酒田市一番の観光スポットであろう山居倉庫へと向かった。
2021年3月に国指定史跡となった山居倉庫は、明治26年旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫。あのNHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなったことで有名な場所だ。
外観は自由に見学が可能とのことでぐるっと廻って見てみると、裏側には立派なケヤキ並木。どうやら夏の高温防止のために植えられているらしく、他にも内部の湿気防止に二重屋根にするなど、様々な工夫が凝らされていた。
今はもう倉庫としては利用されていないが、当時中央市場でも日本一と評される「山居米」を生み出した仕組みと歴史を感じられる場所だった。




11:20
記念館
土門拳写真美術館
KEN DOMON MUSEUM OF PHOTOGRAPHY
池のほとりに静かに佇む
日本初の写真専門の美術館?
山居倉庫から自転車で飛ばせば、15分くらいの距離にある土門拳写真美術館。実はこの日は雷と大雨注意報が出ていたこともあり、今にでも降り出しそうな空を警戒していたのだが、せっかくだからと曇りに賭けて猛ダッシュで向かってみた。
一つの県を流れる長さが日本一と言われる最上川を横目に感動しつつ、出羽大橋をかなりのスピードで渡り切る。
曇りの中なんとかたどり着いた美術館は池や森などの自然と調和されたシンプルで美しい建物で、曇り空も相まってなんとも重厚な印象だった。
美術館では写真が見れるのはもちろんなのだが、土門拳と深い親交のあった大御所の芸術家たちが関わっているのにも驚かされる。
入口正面にある銘板は亀倉雄策さん、中庭にはイサム・ノグチの彫刻という豪華な顔ぶれ。
写真家としての顔しか知らなかったのだが、過去には画家を志していたことや習字が好き、ということもあり、そういった作品も展示されていたのはとても面白かった。




12:30
昼食
喰居来居や 和ん
KUIKOIYA WAN
13:15
カフェ
CAFE
カフェラテ巡り
今にも降り出しそうな空の下でも欠かせないのが一日一杯のカフェラテだ。
酒田駅付近で調べてみると一番気になったのがこの「ヒヨリベーカリー&カフェ」。しかも「メゾンカイザー」で製法を学んだ職人が、おいしさの秘訣がつまった同製法で毎日焼きたてのパンを提供いたします。と言うものだから、クロワッサン好きとしてはクロワッサンも食べざるを得なかった。
ただ、雨雲レーダーを見ると15分後には本降り予報。そそくさとクロワッサンを頬張るとカフェラテを片手に足早で駅へと向かった。
駅へ向かう途中、徐々に雨脚が強くなってきたので近くの交流拠点施設 「ミライニ」に駆け込むと、足元の道路が雨飛沫で霞むほどの豪雨。どうやらあの時足早に店を出たのは間違いではなかったらしい。

SPECIAL
ホテル
写真で楽しむ
スイデンテラス
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
田んぼに浮かぶ
唯一無二のホテル
酒田駅から鶴岡駅までJR羽越本線に乗って約30分。
鶴岡駅に着く頃には奇跡的に雨は止み、ついに今回の旅の目的地である、「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテル スイデンテラス)」へ。(以下 スイデンテラス)2018年のBRUTUS特別編集「究極の癒しがデザインされた温泉150」の表紙で初めて見た時からずっと行ってみたいと思っていたのがこの「スイデンテラス」だ。表紙の写真を飾っていたのは水田に水が張っている時期だったのだが、緑の田んぼに浮かぶ時期を見てみたいと思い、6月に訪れることにした。
鶴岡駅からは徒歩で約20分、真緑の田んぼの上にそれは浮かんでいた。
晴れていたら青空と緑のコントラストがさらに美しかったんだろうなぁと思いつつも、念願のスイデンテラスにテンションが上がりながらまずはチェックイン。
木の温もりを感じる内装に、1000冊を所蔵するライブラリーや田んぼビューの部屋。間違いなく今までのこの旅シリーズの中でダントツ贅沢なホテルだ。
ホテル内を散策しても、まだディナーまでは時間があったので、隣接している全天候型自動遊戯施設「KIDS DOME SORAI」を見学し、ディナー前に天然温泉源泉かけ流しの大浴場を満喫することにした。
Studioを肴に語れなかったので、
贅沢なディナーを満喫
今までの旅の夜は「#Studioを肴に語る会」として、訪れた土地のStudioユーザーの方にお会いしていたのだが、残念ながら今回は開催できず。。
せっかくいいホテルに泊まったのならと言うことで、スイデンテラスの全面ガラス張りのレストラン「MOON TERRASSE」にてディナーをいただくことにした。スイデンテラスの食のコンセプトは「Farm to Table」。「春夏秋冬をとおして山形庄内の奥深い“農”とつながる場所」にしたいという思いを込めているとのこと。
そのコンセプト通り、山形庄内の「旬」を活かした一皿はどれも美味しく美しい。さらには、⼭形県鶴岡市のワイナリー「⽉⼭ワイン⼭ぶどう研究所」の3種のワイン(⾚・⽩・ロゼ)の飲み⽐べをしながらいただくという至福の時間を味あわせてもらってしまった。
また、一日雨予報だったにも関わらず、晴れ間から差し込む夕日や虹まで見ることができたのはとても幸運だった。
ホテルのディナーを1人で食べる、というのは初めての経験だったのだが大人になったような気分(もういい歳のおじさんですがw)でたまにはこういうのもいいなと思える時間だった。
朝食のビュッフェもとてもおすすめです。













鶴岡
2025.6.27
/ Day 2

鶴岡市
地方
山形県庄内地方南部
面積
1,311.51km2
総人口
113,571人
※Wikipediaより抜粋(2025年6月)
9:30
水族館
加茂水族館
KAMO AQUARIUM
約1万匹のミズクラゲが浮遊する
圧巻の巨大円形水槽
朝から充実のビュッフェを終え、後ろ髪を引かれる思いをしながらスイデンテラスを後にすると、エスモールバスターミナルから約40分の所にある山形県内唯一の水族館「加茂水族館」へと向かった。
ここで見たかったのは世界最大級というクラゲの展示種類と、直径5メートルの水槽「クラゲドリームシアター」に浮遊する約1万匹のミズクラゲ。
1人で水族館に来ることはまずないため、結構なスピード感で駆け抜けてしまったのだが、「クラゲドリームシアター」の5メートルという水槽のスケールもさることながら、青い球体の中に光る無数のクラゲがとても幻想的でしばらく見入ってしまった。


11:00
施設
荘銀タクト鶴岡
SHOGIN TACT TSURUOKA
鶴岡の芸術文化が集う
モダンな文化会館
加茂水族館からバスに乗り「市役所前」で降りると、すぐに現れたのが建築家ユニット「SANAA(サナア)」さんが手がけた鶴岡市文化会館「荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)」だ。
外観の有機的な曲線美がとても印象的で、中の壁面もゆるやかなカーブを描いていたり天井の曲線と重なる造りがとても美しい。
鶴岡の芸術文化が集う場所ということで、コンサートなどのイベントがあればぜひホールも観てみたかったのだが、残念ながら何も開催されていなかったためホールに入ることは叶わなかった。
どこかからなんとか入れないかな、と1人でずっとフラフラしていたら見かねたスタッフの人がパンフレットを渡してくれたので、それを片手に静かに帰った。
外観を存分に楽しみたい人はすぐ近くにある致道館に入ると、そこの庭からの眺めが最高なのでそこもおすすめ。




11:50
ラーメン
龍上海
RYUSHANHAI

新横浜ラーメン博物館で食べた
忘れらない味を再び
今回のラーメン巡りは、10年以上前に新横浜ラーメン博物館に行った時に感動を覚えた「龍上海」さん。山形では「琴平荘」という中華そば屋さんが圧倒的な人気と知名度を誇るようなのだが、まさかの10月-5月までの約半年間しか営業をしないらしく、満を持して本場の龍上海さんに行くことにした。
お店に到着するとさすがの人気店。10名以上お客さんが並んでいた。このお店の看板メニューが「赤湯からみそラーメン」だ。
濃厚で旨みが強い熱々のスープに、徐々に辛みそを溶かしながら食べていく。セブンイレブンで龍上海のカップラーメンを見つけては買っていたが、さすがお店で食べるラーメンは格別に旨かった。
13:00
カフェ
CAFE
カフェラテ巡り
鶴岡駅で良さげなカフェをチェックしていて見つけたのがこのお店「PARADISO COFFEEROASTERS」。店内に入るとすぐにお客さんはまさかの私1人になったので、優しく感じのいいオーナーが話しかけてくれた。
今回の旅の経緯や目的を伝えると、山形の建築の本を見せてくれるオーナー。自身が元々は東京で働いていて、コロナをきっかけに地元山形に戻ってきて畑違いのカフェを始めたこと。最近の山形事情や近くのおすすめスポット、鶴岡で一番人気のおしゃれカフェ情報など、地元の人だからこそ聞けた話はとても嬉しかった。

13:45
施設
至道博物館
CHIDO MUSEUM
地域の文化と歴史を伝える
歴史的建築物が集まる博物館
カフェのオーナーにこの辺りで色々な建物が見れるスポットがあるよ、と教えてもらったのが鶴岡公園を抜けた先にある「至道博物館」。
国指定重要文化財の旧西田川郡役所や、旧渋谷家住宅(多層民家)、旧鶴岡警察署庁舎など、貴重な歴史的建築物が移築されているらしく、趣が異なる建物がぎゅっと密集して建っているのがとても面白い。



15:15
カフェ
CAFE
カフェ巡り
この旅の最後に訪れたのはこれまたカフェのオーナーに教えてもらったおしゃれカフェ「EN/ME(エンメ)」だ。
外観は一見アパートのように見えるのだが、中に入るとめちゃくちゃいい感じだった。おしゃれなのにすごく落ち着く空間。見るからに美味しそうなパンとダメージ加工のようなモノトーンの壁面と木のぬくもり。
自然光でやわらかな光の中に、天井から垂れている大きめの丸くてかわいいライト。
アイスコーヒーも岩塩とオリーブオイルでいただくチーズケーキもどちらも最高だった。家の近くにあったらしょっちゅう行ってしまうに違いない。
教えてくれたオーナーに感謝。
一息ついた後は駅の近くのお土産ショップで琴平荘のラーメンを買い、バスで空港へと向かって山形の旅の幕を閉じた。

































































































